爽やかで姉妹なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの爽やかで姉妹な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月30日の時点で一番の爽やかで姉妹なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.5 1 爽やかで姉妹なアニメランキング1位
たまこまーけっと(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (2638)
12399人が棚に入れました
餅屋の娘、たまこは餅が大好きな高校1年生。
学校ではバドミントン部に所属、友人らと部活動に励みながらも、家の手伝いと新作餅の開発にいそしんでいる。
向かいにはライバルの餅屋があり、その息子・もち蔵とは幼なじみ。
もち蔵はたまこに好意を寄せており、同じくたまこのことが大好きな友人みどりと、たまこを巡ってバトルを繰り広げている。
大晦日はたまこの誕生日、商店街では毎年お祝いをするのが恒例行事になっていて、これまでプレゼントを渡せなかったもち蔵は、今年こそはとはりきっていた……が、その日、商店街に突然、きらびやかなオウムが現れた。

声優・キャラクター
洲崎綾、金子有希、長妻樹里、山崎たくみ、日高里菜、田丸篤志、山下百合恵、藤原啓治、西村知道、立木文彦、ゆきのさつき、小野大輔、辻谷耕史、津久井教生、渡辺久美子、家中宏、成田剣、日笠陽子、川原慶久、野坂尚也、下野紘、山岡ゆり
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

静の「たまこま」、動の「たまラブ」、ひと続きで鑑賞したい《感情描写系》の名作

(2016.2.1追加)※3周目での評価です。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= たまこまーけっと (2013年1-3月) ============

{netabare}第1話 あの娘はかわいいもち屋の娘 ★ 高校1年の大晦日
第2話  恋の花咲くバレンタイン ★ バレンタイン・ディ
第3話  クールなあの子にあっちっち ★ 高校2年の春(桜餅の季節)
第4話  小さな恋、咲いちゃった ★ 初夏の商店街の祭り
第5話  一夜を共に過ごしたぜ ★★ 夏休みの臨海学校
第6話  俺の背筋も凍ったぜ ☆ 夏休み
第7話  あの子がお嫁に行っちゃった ★ 夏休み
第8話  ニワトリだとは言わせねぇ ☆ 秋(栗餅の季節)
第9話  歌っちゃうんだ、恋の歌 ★★ 十月十日(餅の日)
第10話 あの子のバトンに花が咲く ★ 文化祭
第11話 まさかあの娘がプリンセス ★ 師走
第12話 今年もまた暮れてった ★ 大晦日{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優良回)2、★(良回)8、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4

OP 「ドラマチック マーケットライド」
ED 「ねぐせ」


============= たまこラブストーリー (2014年4月) ===========

{netabare}全1話 ★★★ 高校3年の5月{/netabare}

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※以下、初見時の評価です。

映画が話題になってなかったら、このアニメは多分見落としてたと思う。良かった。良かった。

まず第一印象。
主人公の北白川たまこ←こんな感じの女子高生はきっと全国の商店街に実在すると思うんだ。

商店街の家は、「うなぎの寝床」と形容されるように、玄関の店舗部分から奥に居間や台所が続く、長細い造りが多い。
廊下も細長く、2階への階段はなぜか急だ。
子供部屋はたいてい2階にあって、畳敷きなんだけど、その上にカーペットを曳いてベッドを置いた改造部屋が多い。
兄弟姉妹がいれば、ひとつの部屋をカーテンで仕切ってスペースを分けることもある。
最近は建築基準が厳しくなって、建蔽率とか両隣の家との空間確保など新しい条件を色々満たさなければ建て直し許可が下りないので、多少不便でもそれまでの家を補修しながら住み続けるケースが多い。
で、こうした商店街の家は両隣りとの隙間が薄くて、少し大声を立てれば隣に筒抜けになっちゃうので、家族で時々喧嘩することはあっても、それ程大騒ぎにならずに適当なところで沙汰止みになってしまう。良い意味で世間様の目を経由した「常識」が働くのだ。

近年は郊外型の大型店が増えて、小さな個人商店では太刀打ちできず、シャッターを下ろしっぱなしの店がじわじわと増えている。
第一、個人商店なんて、もともとそれ程儲かるものではなし、確定申告で色々と経費を落とせるのでなんとか生活が維持できてるだけで、本当はサラリーマンをしている方が余程気楽で物入りも良い。

だけど、やっぱり、昔ながらの商店街には、独特の情緒と文化がある。

このアニメを見ていて、商店街の再現度が凄く高いなぁと感心しました。
商店街を盛り上げようとしてイベントを企画する町の人達の様子とか、商店街を練り歩く神輿担ぎに難儀するもち蔵君とか、本当によく描けてる。
だから、たまこの存在にはとてもリアリティを感じる。

わがままじゃなくて、いつも皆のことを考えていて、小さなことでクヨクヨと悩まずカラッと明るく、他人を失望させないようにいつも愛想よく、でも、恋にはとても鈍感で・・・。

こういうアニメは、ほんの一瞬の描写にも確り登場人物たちの感情表現を盛り込んでくるから、一話一話を集中して視聴しないといけなくなって、面白いんだけどとても疲れます。

その点が玉に瑕かな。

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(2014.6.6追加)
2周目視聴時に気づいた点

第4話 「小さな恋、咲いちゃった」({netabare}たまこの妹で小学5年のあんこの恋の話{/netabare})、
第5話 「一夜を共に過ごしたぜ」({netabare}臨海学校でもち蔵がたまこに告白しようとしてみどりに妨害される話{/netabare})

の両話で、もち蔵の部屋の壁に貼られている映画のポスターに「PARIS LOVE STORY」という文字が確認できる。

このPARISというのはフランスの首都パリのことではなくて、

【Paris】(ランダムハウス英和辞典)
(ギリシア神話)パリス→Judgment of Paris:
Troyの王子;PriamとHecubaとの息子でCassandraの弟;
争いのリンゴ(apple of discord)をAphroditeに贈り彼女の助けによってHelenを誘拐することができたが、このためにトロイ戦争が起こった;
Alexander, Alexandrosともいう.

つまり、
{netabare}
PARIS=トロイの王子=大路(おおじ)もち蔵=林檎→恋を手に入れる者
{/netabare}
そして更に、

第10話「あの子のバトンに花が咲く」({netabare}たまこの親友みどりが学園祭のバトン演技の振り付けを考える話{/netabare})

で、もち蔵とたまこが糸電話をしているシーンでも、この「PARIS LOVE STORY」のポスターが登場する(ただし絵柄のみ。文字は隠している)。

要するに、この「PARIS LOVE STORY」という映画ポスターは、「たまこまーけっと」の動画制作に先立て作られる設定資料に、もち蔵の部屋の設定内容としてはっきりと明記されていたものであり、その時点で既に「TAMAKO LOVE STORY」に該当する続編を制作する方針が決まっていたことを暗示していると考えるのが妥当である。


因みに、「たまこまーけっと」(2013年冬)より少し遅れて放映された人気アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(俺妹2期)」(2013年春)は、TV本編13話の終了後しばらくして、{netabare}準主人公(作品の視点人物)の京介の告白というまさかの実妹エンド{/netabare}をOVA3話構成でネット配信(2013年7月)して賛否両論ながらTV放送時を上回る大きなインパクトを視聴者に与えた続編の成功例となっている。

「たまこラブストーリー」も、その本編(同時上映「南の島のデラちゃん」とED2曲を除いた内容)は約75分=ほぼOVA3話分であり、山田監督が映画の公式サイトのインタビュー記事で、

「たまこラブストーリー」というタイトルは、シナリオ構成・脚本担当=吉田玲子さんのつけた仮題であり、当初はOVAとして発表するつもりだったが、その後いろいろ社内で検討した結果、今のような映画となった

と発言していることから、当初は、俺妹2期と同じように、TV放送分「たまこまーけっと」12話+続編OVA3話、しかも俺妹2期と同じように、{netabare}準主人公のもち蔵が主人公たまこ告白してたまこが恋に陥る{/netabare}、という本編の路線から大きく外れていく展開とすることが予定されていたものと推測します。

※この点についての詳細な考察は、「たまこラブストーリー」の感想・レビューの方に書きました。

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投稿 : 2024/12/28
♥ : 106
ネタバレ

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ぶた鳥ぶた鳥~~ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

さすがー京都アニメ、一話だけ見て、すっかりはまっちゃった!名作の予感!
作画が素敵~あの鳥はカワイイ、たまちゃんもヾ(*≧∀≦*)ノ━━━!!!
「けいおん」を見たことないけど、なんで、
「けいおん」がそんなに大人気なのか、理由はようやく分かった...
OPはすごくファンタジーっぽいたまこは魔術師のかっこう~カワイイ~、EDはほのぼのー
「ドラマチックマーケットライド」
作詞-藤本功一/作曲-片岡知子/編曲-宮川弾/歌-北白川たまこ(洲崎綾)
「ねぐせ」
作詞-宮川弾/作曲-山口優/編曲-赤羽俊之、山口優/歌-北白川たまこ(洲崎綾)

第三話ぶた鳥の出番は多いですよ、
なんか、このアニメを見ると、気分はよくなった
悩みや...など、とにかく全部ぶっ飛んだ。

第一話 あの娘はかわいいもち屋の娘
{netabare}よく見ると、第一話前は伏線を埋めてるみたいなー餅まずいの独り言「空が青いぞ...海も青いぜ...花がきれいだぜ...いい香りがして...眠たくなった...冷たくされて...明るく」、結果...花の中に混ざってる...{/netabare}
{netabare}餅まずいは最初登場する時痩せてるー、でも最後はぶた鳥になっちゃった...そして、飛べなくなった...「やべ~体が重いぜ~こんなんで 海越えられんのか俺!?いや、もう行くって決めたんだ...それに、これ以上いると...これやばいー絶対...やばい...ああああ」{/netabare}
{netabare}最後は餅まずい目が...光を出した...その人はたぶん餅まずいの飼い主だと思います{/netabare}

第二話 恋の花咲くバレンタイン
{netabare}餅まずいは、たまこともちぞうが糸電話で話してる時、糸の上に止まるのは、笑えるー{/netabare}
{netabare}「俺に惚れるな」、「鳥に惚れるわけないじゃーん」{/netabare}
{netabare}餅まずいは映写機の機能を持ってる...{/netabare}
{netabare}そして、餅まずいの眼から出る光線、映像中の少年は誰、まだ謎です{/netabare}

第三話 クールなあの子にあっちっち
{netabare}言葉は 時に難しい{/netabare}
{netabare}言葉は 時にもどかしい{/netabare}
{netabare}伝えたい思いはいつも空回り、だけど...いつか届くはず{/netabare}

第四話 小さな恋、咲いちゃった
{netabare}冒頭はあんこ化粧してるからカワイイー{/netabare}
{netabare}黄金のぶた鳥:{/netabare}
{netabare}思い、願いが叶わずも、思い通りにゆかずとも、{/netabare}
{netabare}別の道は別の花、新たな花は咲いている。{/netabare}

第五話 一夜を共に過ごしたぜ
{netabare}もしかして、みどりちゃんは餅ぞうの事は好き?とおもったけど...{/netabare}
{netabare}デラちゃんは 同じ匂いがする と言っていたから...あまり関係ない?か...{/netabare}
{netabare}恋の花火に 心の花火{/netabare}
{netabare}真夏の夜の夢 色づく思い{/netabare}
{netabare}はかなく散ってしまわぬように{/netabare}

第六話 俺の背筋も凍ったぜ
{netabare}デラ:娘、何だその石の塊は?{/netabare}
{netabare}たまこ:石じゃないよ、お地蔵さまだよー{/netabare}
{netabare}デラ:お地蔵さまー{/netabare}
{netabare}たまこ:そう何かあったときに子供たちを守ってくれるんだ{/netabare}
{netabare}デラ:ほおぉ~これが~しかし敵に投げつけるにしては重そうだな{/netabare}
{netabare}たまこ:違うよーお願いするんだよーそんなこと言うと罰が当たるよ、デラちゃん{/netabare}
{netabare}デラ:罰?{/netabare}
{netabare}たまこ:そう、怖い目にあうってこと{/netabare}
{netabare}デラ:怖い目?慣れた覚えたと思っちゃいても、ときおり目にする奇妙な振る舞い、わざ、言葉、知れば知るほど妙ちくりん、解せない不可解奇々怪々~{/netabare}

第七話 あの子がお嫁に行っちゃった
{netabare}チョイ:合わない間にずいぶんと生意気な口をきくようになった{/netabare}
{netabare}デラ:申し訳ありません!{/netabare}
{netabare}チョイ:しかも、その姿は何だ!ブクブク~~ブクブク~~~{/netabare}
{netabare}デラ:はい、太りすぎました... w{/netabare}

第八話 ニワトリだとは言わせねぇ
{netabare}デラちゃんはダイエットだ~{/netabare}
{netabare}かなちゃんはデラのために鳥部屋を作ったんだけど
ぶたさんは入れないーw{/netabare}
{netabare}たまこ:デラちゃんはうちのお餅やお饅頭が大好きだから{/netabare}
{netabare}チョイ:だからと言ってこのようにむき... {/netabare}
{netabare}デラ:いや、あの私は餅を好きというよりも、餅が私を好きなので...w{/netabare}

第九話 歌っちゃうんだ、恋の歌
{netabare}思い過ごしに勘違い{/netabare}
{netabare}恋の花が咲く時は{/netabare}
{netabare}結構なんだかんだ情けない{/netabare}
{netabare}情けないのも楽しくて... {/netabare}

第十話 あの子のバトンに花が咲く
{netabare}意気揚々 威風堂々 胸弾み{/netabare}
{netabare}心が踊る文化祭{/netabare}
{netabare}日頃の成果を皆様にお披露目する さあーお立会い{/netabare}

第十一話 まさかあの娘がプリンセス
{netabare}11話はようやく1話の伏線とは繋がってたんだー{/netabare}

第十二話 今年もまた暮れてった
{netabare}遠い国から来た王子{/netabare}
{netabare}変わったわが身が悪いのか{/netabare}
{netabare}時が何かを変えるのか?{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 108

コヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

日常系にガ○モをぶち込んで。

京都アニメーションの日常系アニメ。
日常系アニメからの脱却らしいのですがどうやら白いグーグーガ○モをぶち込んで脱却を試みたご様子。
うん。普通に日常系アニメですね(°∀°)
鳥が喋ってもアニメの中では衝撃は走りません!
しかし京都アニメーションだけあって普通に和ませて頂きました。
キャラクターが魅力的である事は勿論、温かい商店街の人達など本当に観ていて安心出来ますね。
そして日常系と思いきや恋愛要素もありと。
うん。普通に面白いですね(°∀°)
人間の温かさのみで構成されているので荒んだ心を癒してくれる事間違いなし!
山田尚子監督の前作が「けいおん」ということもあり、ハードルを物凄く高くされるとは思いますが、決して期待外れにはならない・・・はず!?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

85.3 2 爽やかで姉妹なアニメランキング2位
かげきしょうじょ!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (509)
1490人が棚に入れました
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。“オスカル様"に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

懸命に頑張る歌劇少女たちの群像劇

未婚女性のみの劇団員を育成する「紅華歌劇音楽学校」での少女たちの奮闘努力を描いた物語です。
主人公だけでなく多くの人たちの喜び・悲しみ・成長を描いています。


渡辺 さらさ(わたなべ さらさ)は紅華歌劇音楽学校の100期生。
彼女は幼い頃に歌舞伎役者を目指していました。
でも歌舞伎役者には男しかなれません。
だがら彼女の今の夢は、紅華歌劇団でオスカルの役を演じること。
それは言い換えれば、紅華歌劇団でトップを掴みとることを意味しています。

奈良田 愛(ならた あい)は、さらさと同じ部屋で同学年の少女。
彼女は国民的アイドルグループのメンバーでしたが、ファンに暴言を吐いたためアイドルグループを脱退しました。彼女は過去のトラウマで男性恐怖症だったのです。

さらさは178cmの長身で力持ちですが、誰にでも笑顔を振りまく明るい少女。
彼女の無垢な笑顔は、まるで天使のように可愛いです。

愛は多くの男性が振り向くほどの美女ですが、笑顔をつくることができない冷めた少女。

この対照的な二人が、物語前半の主人公です。
そして後半は…


オープニングは、sajiが歌う「星のオーケストラ」元気が出る歌です。


エンディングは『星の旅人』。さらさと愛が歌っています。
とても迫力がある美しい歌です。
このエンディング、注意して聞いていると、いろんな人たちが歌詞を変えて歌っています。

第四幕、第十幕のエンディングは 杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」でした。

第五幕のエンディングは 山田彩子が歌う「My Sunset」です。{netabare}

第五幕は、山田彩子が主人公
美しいソプラノの歌声を持つ彼女は無理な減量により心と体を壊してしまいます。
そんな時に懸命に励ましてくれたのが小野寺先生。
小野寺先生の愛情ある指導に、けっこう胸が熱くなりました。

どんなにつらくとも、やめてしまったらそれで終わりです。
あきらめなければいつか歌劇団の大階段の真ん中で歌い、誰よりも真っ先に拍手をもらう日が来るかもしれない。
小野寺先生のおかげで立ち直った山田彩子は、その可能性を信じて頑張ります。{/netabare}

第八幕のエンディングは 星野薫が歌う「薔薇と私」です。{netabare}
 
第八話は星野薫が主人公ですが、彼女は頑張り屋さんです。

薫は、母親も祖母も有名女優。
いつも母親や祖母と比べられますが、薫にはそのような才能はありません。
でも彼女は歌劇が大好き。だから頑張れます。何度つまづいても頑張ります。
彼女のそのひたむきな生き方は、ある男性を立ち直らせることができました。
それは、ささやかな出来事ですが、とても素敵な出来事でした。{/netabare}

第九幕のエンディングは 沢田千夏と沢田千秋が歌う「薔薇と私」でした。{netabare}

第九幕は、千夏と千秋の双子姉妹が主人公です。
二人は何をするにも一緒。とても仲良しです。
でも同じ役を希望しても、役は一つしかありません。
ジュリエット役をやった千秋が憧れの野原ミレイと楽しそうに話しているのを嫉妬した千夏は、いつの間にか冷たい態度をとるようになります。そして思わぬ事件が起きます。
二人は、初めてケンカをします。
でも、離れ離れになると、やはりお互いが愛しくなります。二人はやはり仲良しです。

今回は、さらさが名フォローを何度もしてくれます。さらさがいると明るくなりますね!{/netabare}

第十二幕のエンディングも、杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」です。{netabare}

第十二幕でオーディション前に自信のない彩子を励ました紗和の言葉には、力強い説得力と優しさが感じられました。

男性と付き合った経験のないジュリエット役の彩子に対して、自分も人を殺した経験などないがティボルト役をすると言い放ち、未経験という点では同じだと安心させます。
さらに、失敗することを恐れていると必ず失敗する。そして、人よりうまくやろうと思っても失敗する。だから、今、自分にできることを精一杯しなさいと励まします。さらに、彩子は可愛いと誉めちぎり、自信を持たせるのです。

紗和に励まされた彩子は、見違えるほどのびのびと演技します。
勝ち抜くためには、ダメもとでもアピールしなければ始まらない。
彩子は自分にそう言い聞かせ、見事に役を演じ切りました。{/netabare}

第十三幕のエンディンは…、まさかのsajiが歌う「星のオーケストラ」でした。{netabare}

第十三幕では、さらさが活躍しますが、私はこの幕の主人公は杉本紗和だと思います。
紗和は、予科生の委員長。入試ではトップ合格したほどの実力の持ち主です。
品行方正で非の打ちどころが全くないのですが、紙一重の差で、さらさにティボルト役をとられてしまいます。
くやしい。泣きたいほど悔しいはずです。でも、彼女は泣きません。
さらさに嫉妬することもありません。それどころか、役に選ばれたさらさや彩子に対してケチをつける人たちから彩子やさらさを守ります。
紗和は、本当に心の清らかな人でした。

それでも紗和は、破天荒なさらさがうらやましいと感じます。
でも、紗和はさらさにのような性格になることはできません。
そんなときに、本科生委員長の竹井朋美(たけい ともみ)から悩みを見透かされ、そして励まされるのです。
「努力に裏打ちされた実力は、決して自分を裏切らない」
紗和は朋美の言葉により、自信を取り戻します。そして新たな目標を見つけるのです。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 69

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

食わず嫌いを反省中

<2021/9/29 追記>
最終話見ました。
「萌。その一言で腑に落ちる」
確かにそれはわかるー 笑。

例えば「腐女子のつづ井さん」読んで学んだのですが。
女性はもしかしたら男性以上に萌えに飢えてんじゃないか

その対象が
・男性アイドルならジャニーズとか
・王道の少女漫画とか
・ヒーローなら仮面ライダー俳優とか
・舞台なら2.5次元とか
・BのLとか
・アニメなら・・・たくさんありすぎてわけわからん 笑
・そして「ヅカ」

それらは全てリビドーの根本を辿ると同じ気はするんですよね
(同じにするな!と怒る声が今にも聞こえてきそう 笑)
とりあえず、その欲望は男より広く深いと思う。

という考察は置いといて。

本作は素晴らしい。

「一つ一つに真摯」

これに尽きます。

<2021/8/16 初投稿>
原作未読
6話まで見ました
評点は中間評価です

本作、事前の評判が良いことは聞いていたものの、1話をちょっと眺めたら宝塚
そちらの世界には全く興味なかったので脱落したのですが

予想以上にあにこれで評判が良い

都合よくATXで見逃しキャッチアップ用の再放送があったのと
最近の新型コロナ感染再々々々拡大で家にいる時間もさらに増えたこともあり
見てみましたよ

やー面白い!
面白くてびっくりしました。

正直いうと、やはり少女漫画全開の世界はやはり居心地悪く感じます
でもそんな気分を吹き飛ばすようなパワーを物語に感じます
エピソード一つ一つは王道な展開だけど王道は大事。
腕と才能がある人がしっかり王道を描ききるとすごい作品が生まれることありますし

キャラもいいですね
群像劇のように沢山出てきますが、人の顔覚えるの苦手な自分でもすぐ覚えられた
これはキャラ作りが上手いことの証。

というわけで、ただ今、自分の食わず嫌いを反省中です。。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 57

Dave さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神戸より愛をこめて

神戸に住んでいても宝塚なんてまったく興味なかったし、少女向けアニメかなって期待してなかったけど…ごめんなさい、これ最高です。早くも1話にてずきゅーんとハートを撃ち抜かれました。良作は1話目で掴みに来ますね、なにこれめちゃくちゃ面白い。気付いたらWikipediaで宝塚を調べていました。骨太のストーリー、丁寧な演出、キャラクターの掘り下げ、明らかに一級品。一話ごとにきちんと見どころがあって、それぞれのキャラクターにしっかりと個性と背景がある。好きじゃなかったキャラクターが一番好きなキャラクターになるとか、最高でしょ。

宝塚音楽学校、もとい紅華音楽学校に25倍の倍率を突破して入学してきた少女たちが、スターを目指して切磋琢磨していく物語。スポコンものといって差し支えないと思うんですが、大きく違う点はあくまでも個人戦なんですよね。仲間であってライバルでもある色んな才能にあふれた少女たちが、正々堂々と勝負して高みを目指していくのが圧巻。それぞれに決して譲れない目標をもって、絶対にライバルには負けないというヒリヒリした想いでぶつかっていきます。そこは基本的に弱肉強食のシビアな世界。でも、お互いに好敵手としてリスペクトしているからこそ、清々しい勝負に視聴者はくぎ付けになります。

すずしい顔をしていても、誰だって順風満帆ではない。特に選ばれた者たちばかりが集まる場所では、絶対の強者はいない。妬みを言うのではなく、腐るのでもなく、ただひたすら真っ向から勝負に挑み続ける少女らの姿に、心が震えます。負けたときには悔しさに涙しながらも、しっかり上を向いて「おめでとう」とライバルに言える、そんな「清く 正しく 美し」い彼女たちを応援したくなりました。

彼女たちの下には、ステージに立つこともできなかった1000人以上の少女たちがいます。実際、宝塚に限らず、トップに上り詰めるのは並大抵のことではないでしょう。紅華(宝塚)に入ったってトップになれるのは一握り。それでもひたむきに努力しているすべての彼女たちに、乾杯!

神戸を素敵な作品の舞台にしてくれてありがとう!
2期を神戸在住の家族全員で心待ちにしています!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 41

74.3 3 爽やかで姉妹なアニメランキング3位
はるかなレシーブ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (452)
1648人が棚に入れました
東京から沖縄に引っ越してきた高校2年生、大空遥。いつでも明るく前向きな遥だが、彼女にはコンプレックスがあった。
それは普通の女の子より身長が高いこと。

一方、遥を空港に迎えに来た彼女と同い年の従姉妹、比嘉かなたにも悩みがあった。
かなたは身長が伸びなかったせいで、大好きなビーチバレーを諦めてしまった過去を持つ。
そんな凸凹な2人が、ふとしたきっかけでビーチバレーのペアを組むことに……。

広い砂のコートに味方はたった1人だけ。何よりもパートナーの存在が大切なビーチバレーで、2人はどんなプレーを見せるのか!?
真夏の太陽が照りつける沖縄のビーチで、今、少女たちの汗と情熱が輝き始める!!

声優・キャラクター
優木かな、宮下早紀、種﨑敦美、末柄里恵、島袋美由利、伊藤かな恵、木村千咲
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

はるかな“る”レシーブ

2018.09.26記


原作未読 そもそもきらら系なるものを本作で知るに至った私


この夏、『ISLAND』『ぐらんぶる』と合わせて“海”“太陽”を感じさせてくれた作品。
徹底ぶりなら断トツで、ぜひ真夏に観てほしいなと季節指定をしたいくらいの海と太陽っぷりでございます。

舞台は沖縄。ビーチバレーを題材としているためそのまんまビーチが物語場面の多くを占めることになります。つまり背景はほぼ砂浜と海と空と太陽。
当然、毎回水着回となるわけですが、このへんは様々な角度からの熱の籠ったレビューが百花繚乱状態ではあり、下・・・いや舌っ足らずの私がひと皮剥けたレポートをできるか自信がないので、いったんそちらにお譲りしたいと思います。 ゴホン・・・


あらためまして、実はこれ苦手な部類のキャラデザインでした。
萌え萌えきゅんきゅん過ぎてもしんどいなぁと思いながら、とかくビジュアル重視な進行なら完走も覚束ないだろうよ、という視聴前のスタンスです。

しかして、なんのトラブルもなく毎週楽しみにしながらの完走です。
音楽に引っ張られました。特に試合時の劇伴は一聴の価値ありです。
ビーチバレーやってる時の作画もアングル含め、ボールの回転や砂の飛び散り具合などこだわりを感じました。
そして、意外と(失礼!)ストーリーもまじめで組み立ても無理がない。


登場人物はメインの二人、親の海外赴任の影響で東京から祖母のいる沖縄へ越してきた主人公大空遥と、祖母と同居する従妹の比嘉かなた。
遥は第一話冒頭の空港にて自身の長身を気にしている描写があり、かなたは背が伸びなかったことを気に病んでいるのがわかりやすい。闇はこっちが深そうだ、という凸凹コンビの活躍が描かれることになります。

『世の中には二種類のスポーツがある。個人競技と団体競技だ。そして、団体競技の中でも二人でしかできないスポーツ。それがビーチバレー。広い砂のコートにたった二人だけ。だから私たちはかけがえのない一人を選ぶ。』

第一話アバンで提示されたのは競技の性格と本作のテーマ。
はるかとかなたがお互いにとってかけがえのない一人になっていく過程をわりときちんと描いてます。
スポ根の定義によりますが、努力・友情・勝利の友情部分にスポットをあてた印象、かつそんなにどぎつさもないし、ライバル含めての人間関係もギスギスしてません。絵面と合ってます。
友情を前面に出すとともすればクサくて見てられなくなることもままありますが、本作では自然に受け止められました。これは、“二人でしかできないスポーツ”ビーチバレーの特性をうまく活かしたからだと思います。複数人数の団体競技や個人競技で友情特化型の物語にしてしまうと、だいぶ違った印象になるでしょう。

また、日常回をほぼ飛ばして「関係の構築」「上達のためのetc」「試合」に時間を割き、全12話でひとつの結末を迎えるシンプルな構成も良かったです。

音楽はとてもノリが良い感じ。OPのケツドラムみたいな打ち込み音は“THE夏”感満載で好印象。劇半も基本的にはラテンと沖縄音階を引用し、いわゆる“踊れる”仕上がりです。イメージしたのリゾートのクラブあたりでしょうか。端的にこう思いました。


 あぁーー IBIZA 行きたい


キャラもはるかなペアよろしく、複数のペアが登場し、そこでの一対一の関係やストーリー進行上の役割付けなどこれまたいい感じ。

・なるあやペア
・エクレアペア
・あいまいペア
 {netabare}インドアとビーチの違いの説明役。それと身長がなければ超えられない壁があるという残酷な現実や、リベロとしての自負がある舞とパワーアタッカーというこれまでの存在意義を捨ててポーキーという武器を磨いたかなたとの対比など、かなたを引き立てる役回りを担ってました。{/netabare}
・ようかんペア
  {netabare}作中省略されたはるかなペアの上達ぶりを説明する役回りを担ってました。マリッサとの練習が活かされてる描写ではチーム力が底上げされていることを、はるかのブロックにクレアの面影を見たり、連続ブロックポイントをあげた描写でははるかのブロックがいかに強力かを見せつけ、決勝のあのシーンの伏線となりました。{/netabare}


表だったペア以外の組み合わせも着目というか本流だったりしますね。
 ※さらにネタバレ要素有りのため視聴前は未開封推奨

■はるかとクレア
{netabare}似たもの同士。はるかに稽古つけるのって常にクレアというのが良いです。
始めての練習でいの一番に取り組んだのがブロックなんですよね。オフシーズンのマリッサを呼び戻したのもクレアだし、かなたの復帰が嬉しかったとはいえ、新造コンビの上達を誰よりも願って身を割いてくれたからこそ、決勝対決となった試合ではるかがブロックで試合を決めたことと、決勝戦後のエクレアのシーンが引き立つわけです。{/netabare}

{netabare}さらに、ビーチパーリーの時に二人きりになってエクレアのシュシュをはるかに託すところ。東京からの転校生で唯一人地元民ではないはるかに託すなんて仲間になったんだなぁというのと、クレアからはるかへだからこその重みを感じます。
第一話アバンに戻ると、このクレアから託されたシュシュをつけてるカットから始まり、前述のナレーションが流れるので軽く鳥肌が立ちます。{/netabare}

{netabare}蛇足ですが、某吹奏楽アニメのオーボエ吹きの子にすっかりやられた身としては、よくしゃべる役柄を演じられてる種﨑敦美さんを終始尊いと感じながら視聴してました。{/netabare}


■かなたと成美
{netabare}むしろ本作はこの二人のレシーブ(取り戻す)物語なんじゃないかと思ってたりします。
かけがえのない一人に背を向けたかなたと背を向けられた成美の二人の心情描写により多くの時間を割いてました。作中のシリアスパート担当の二人です。{/netabare}
{netabare}彩紗にかなたと組むことを止められたはるかがその提案を断るのを後ろで聞いていたかなたさん。もう一度ビーチバレーに向き合うことを腹に決めある決意をします。それは成美とのコンビ時代の水着(小学生時代ってことですよね)を着てリベンジマッチに挑むこと。これは背を向けたあの日から始めよう、サーブレシーブから逃げたあの日からもう逃げないとの意思表明でした。決して成美との決別ではなく、成美への信頼の表れなんでしょう。対して成美はかなたの水着姿に軽く動揺し、さらにサーブレシーブを取りにいったかなたの姿に複雑な反応。ただ二人とも前を向いて動き出しました。
それと、wikiチラ見したら彩紗がインドアからビーチに転向した理由って身長もあったみたいで、はるかへの提言にも背景があったということです。
{/netabare}

{netabare}ここからかなたは背を向けた負い目を克服していく。
成美は背を向けられた悲しみを乗り越えていく。
「二人で一緒に目指そうよ、日本一」
「かなたがそう言うなら、信じてみようかな」
「ほんと?約束だよ!」
「うん」
半年後、正月の那覇空港で「約束を守る、今度ははるかと」と告げるかなたへ、成美は振り返らず約束の小指を立てて搭乗口へ向かう。

約束。それは形を変えてコートを挟んで同じ舞台に立つその日まで。。。

この二人が主人公と勘違いしてもおそらく誰も文句は言いません(笑)
{/netabare}

{netabare}こちらも蛇足なんですが、 成美役の島袋美由利さん。同クールのなにかと比較対象に挙げられた『はねバド!』の荒垣なぎさ役もやってました。二人とも似たような役柄なのにはっきりとわかる違いをつけてきました。ちょい注目です。{/netabare}


最後に、、、
このように一対一に焦点があたりがちな作品の中で、しーちゃんは繋ぎ役としての任務を全うしました。しーちゃん登場回からEDの絵が少し変わります。寝ていたはるかを起こして、おそらくループしてくか次に渡すのかするのでしょう。彼女の役回りを示唆する絵にクスッとした次第です。



夏を存分に感じるのもOK!
水着姿や百合にブヒるのもOK!
だがそれだけではない、意外と丁寧に描かれた作品です。

まぁそういって熱弁振るってる私がそうとうブヒってるんだろうな ww


続きも充分あり得る最終回でした。
もし2期をやるならきっと観ると思います。


-----
2019.03.09追記
《配点を修正》


放送から半年ほど経ってふとあまり耳慣れなかった声優さん達どうしてるかな?とwiki見てみた。※TVアニメ(2018秋、2019冬)の出演

優木かな(大空遥役)・・・なし
宮下早紀(比嘉かなた役)・・・「荒野のコトブキ飛行隊」のモブ
末柄里恵(エミリ役)・・・なし
木村千咲(しーちゃん役)・・・なし
島袋美由利(遠井成美役)・・・2019春に主役級内定。モブ出演多数(寄ジュリ、吸血鬼さん、ツルネ、学園BASARA、ゴブスレ、コトブキ、revisions)

2018夏のお気に入り作品。出演声優さん達のご多幸をお祈りしているわけですが、なかなか業界の厳しさが垣間見える結果ではありますね。
そしてやはりというか島袋さんは順調にキャリアを重ねているようです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 65

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いわゆる「きらら系」としては観ない方が良いかもしれない、ビーチバレーのスポ根もの。(原作も良いです!: 最終回でインハイ県予選終了!)

掲載誌「まんがタイムきららフォワード」に掲載の漫画が原作らしいです。未読ですが、フォワード掲載ということで四コマ形式ではなく普通にコマ割りされているストーリー漫画なのだと思われます。

『ゆるキャン△』放送時には既にアニメ化はアナウンスされていたと思うのですが、TV CMなどで自分には相性が良さそうと思っていたので視聴する気はまんまんで第1話を視聴しました。

テーマがビーチバレーということで、ほぼ毎回水着回になると思われます。それと舞台が沖縄ということで、ご当地アニメ的になるかもしれません。

画面に女性しか出てこないのはいまどきの「きららスタンダード」な感じではあるのですが、ストーリー的には「恵体&初心者」系の主人公キャラ(大空 遥)と「経験者&トラウマ」的なパートナー(比嘉かなた)、あるいは高校全国レベルのライバルキャラといったスポ根ものでは比較的鉄板な設定で、手堅くストーリーを進めてくれそうなので期待しています。

「オーバーハンドのレシーブ、トスは反則を取られやすい」っていうのが作中で出てきて、「そういえば浅尾美和(あさお みわ)がちょくちょくドリブル取られてたよなあ」とか思い出していました。

どういうことかっていうと、レシーブ時にボールが手に当たったタイミングがずれていると判定されると、一人のプレイヤーが連続して2回以上ボールに触ったということになって「ドリブル」という反則になるのですが、ビーチバレーではこの反則を取られやすいっていう話なんですね。

同クールにやはりスポ根な『はねバド!』がありますが、主人公やその周辺キャラの性格的により人気の出そうなのは本作の方だと思うので、今のところは本命『はるかなレシーブ』、対抗『はねバド!』といった感じですかね。

ただ今のところは両作品とも競技の作画はけっこう本気っぽいので、その点で本作には期待大です。

そして第1話を観た限りでは、競技以外の作画にも期待できそうです。

2018.8.1追記:
アニメ視聴を機会に原作にも興味が持てたので、既刊分は全巻読みました。原作も面白いと思いましたし、アニメは原作を変に歪めていなくていまのところ良いアニメ化だと思います。

2018.9.3追記:
第9話まで視聴終了。あいまいペアに続き、インターハイ県予選ではようかんペア登場。原作よりも見せ場は少なかったけれども、出番がなくならなくて良かった…。

2018.9.22追記:
第12話(最終回)まで視聴終了しました。試合で終わらず浜辺でのバーベキュー、そして原作でいうと5巻までという感じで区切りよく終わって良かったです。マンガのアニメ化としてはまずまず成功だったのではないでしょうか。

試合のシーンの描き方はわりと淡々としたスポーツ中継に近い演出が多く、その一方で現実にはカメラを設置できないアングルからの画もあって私の好みには合っていました。

あと本作ではOP/ED主題歌、劇伴、劇中歌など音楽面はとても良かったと思います。劇伴ではラテン、劇中歌では沖縄を感じさせるサウンドでポリシーを感じるものでした。サントラ欲しいです。
(「ワクワクシークヮーサー」の中毒性はヤバい(笑)!あのカチャーシー感は最高!)

レビュータイトルには「きらら系としては観ない方が良いかもしれない」とは書いたものの、「きらら」っぽさも決して捨ててはおらず画面に映る人物が徹底して女性だったのですが、「それはまあ良いや」と思える毎週の楽しみを提供してくれました。

原作ストック的に2期目は当分考えられませんが、原作は今後も追っていきたいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 52

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは・・・

良作だ!!

どうやら既定のジャンルとしては本来なら「きらら系」と分類されるべき作品らしい。
が、他の方の評価にもあるとおり、どうやらそういう日常系とは一味違っている。
おそらくビーチバレーという芯がしっかりととおっているからだろう。

ひと昔前なら「スポ根モノ」と言われたかもしれないが、まぁ、その時代のスポ根モノほど泥臭かったり、汗臭かったり、血なまぐさかったりすることは無い。


やはり、
うら若き女子が水着姿で健康的に躍動する姿っていうのは華やかでいいなと、素朴な率直な感想、少しオッサン目線は入っているかもだけど。


ん~こういう言い方って、正義の味方の人にセクハラって言われてしまうのかなぁ、やっぱり。
女のお子さんがいる友人宅に遊びに行って「やっぱり、女の子がいると華やかでいいねぇ」なんて言ったりしたら、差別って言われちゃうのかねぇ。

ああ、脱線してしまった。


失礼・・・。


この作品は、私的にはとっても良作。
1クールの間に色々な要素を盛り込んで、とても上手に消化している。
正直、よくぞこれだけのものを上手に詰め込めたものだと感心している。
それも、ある程度のクオリティを維持したままで。
言ってみれば、大排気量のスポーツカーでもなく、トラックでもなく、少し物足りない軽四でもなく、すごく上手に造られたコンパクトカーって感じ。


さすがに登場人物は多くは無いが、限られた登場人物の中で、
挫折からの立ち直り、友人関係の心のすれ違い、ライバル間の争い、先輩後輩の葛藤、そして人間関係の修復、発展、などなど
様々な要素を解消しながら、最終話に集約していく。
本当によくまとめられていたと思います。
しかも、終盤の2話分くらいは試合シーンです。
あれだけ、詰め込んで消化し、試合シーンもしっかりと描き、ラストへ・・・。
よっぽど上手な人が構成を組んだんですかねぇ。


あと、この作品の偉かったところは・・・
無駄にぽよんぽよんさせなかったこと(何を?w)
無駄に扇情的なカットを盛り込まなかったところ。

まったく無かった、とは言わないが、極力そこを抑えてあったことは偉かったと思う、マジで。
どっかのバカな作品みたいにしていたら、台無しだったと思う。
だいたい、不自然に無理矢理揺らせば、本当に喜ぶと思っているのか!!(何を?w)



あとはキャラクタも魅力的だったかな。
イヤだっていう人もいるかもだけど、私は目が好きだった。
ちょっとありえないカラーだったけど、複雑な色使いでなかなかに個性的。



それと好きだったのはOP。
特別な感じはしなかったんだけれども、なぜかとても爽やかで、キレイな創りのOPでした。
音楽ともすごくあっていたし。
よく出来ていたなぁ、と思いました。
EDも落ち着いた感じでとてもよかったです。



ネット界隈で2期があるのかな、と探ってみましたが、
今のところ見込みはなさそうだ、との記述が多かったです。

1期だけでもコンパクトにまとまっていましたが、一応、継続が可能な形で終了していました。
私的には、気に入った作品なので続きも観てみたいと思うのですが・・・、あとは全国大会に向けた本格的な路線になってしまうのであれば、今の形で終了でもいいのかも・・・。


この作品は、本当によくまとまった作品だと評価しました。
ぜひ機会があれば観てみて下さいませ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28

69.8 4 爽やかで姉妹なアニメランキング4位
アニマエール!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (284)
975人が棚に入れました
まんがタイムきららキャラット(芳文社)にて連載中の「アニマエール!」は、チアリーディングを題材にした4コマ作品。自分のことよりも人に構ってばかりの少女・鳩谷こはねが、その応援体質を活かす道としてチアに目覚めたことから物語は始まる。こはねの暴走に振り回されつつ彼女のことを心配する友人・猿渡宇希、チア経験者の有馬ひづめ、自信がなく悲観的な性格のわりに強そうな名前をした舘島虎徹といった少女たちの青春が描かれる。

声優・キャラクター
尾崎由香、山田唯菜、井澤美香子、楠木ともり、白石晴香、松井恵理子
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アニマ(魂)エール(応援)

原作未読/※最新話視聴にあたり最下部に追記

人の力になることが大好きな主人公・鳩谷こはねが、中学の終わりに出会ったチアに魅了され、高校でチア同好会を立ちあげる物語。

チアを題材にした作品といえば、2000年頃に公開された洋画『チアーズ!』が面白かった記憶があります。また2017年に公開された広瀬すずさん主演の映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は、実際にあった話を元に制作されたもので、こちらも笑いと涙が詰まった良作でした。

ともあって、私の中ではいまのところ“チアもの”は当たりが続いていることもあり、少し期待しながらこのアニメ『アニマエール!』を視聴したところ…。

第1話目から面白く、続けて第6話まで視聴したところでこのレビューを書いております。爆笑とはいかないまでも、主人公・鳩谷こはね(声:尾崎由香)が、めっちゃ主人公主人公しており、底抜けなおバカ&明るいキャラで笑わせてくれます。メインで登場する他のキャラもそれぞれにいい味を出しており、たまにある可愛いだけの無駄キャラは現時点まででは存在しておらず、無理やりケチをつけるならもう少しキャラデザどうにかならなのかったのかなといった点くらい。

現時点ではまだ完全なダンスシーンは披露されておりませんが、チアシーンの振付はその道ではかなり有名なプロが監修されているようなので、こちらも見どころのひとつとなりそう。

少々、絶賛しすぎてしまっておりますが、きらら系ともあって気軽に観られる作品。物語はチア部そのものが存在しないところから始まるので、今後どこまで進展するのか分かりませんが、最後まで視聴したいと思います。

っていうバレなしレビューをアップしたけれど、結局そのまま最新話まで続けて視聴してしまった。やっぱこれ面白いですわw てことで第7話から個別に下記にて感想綴ります。

▼第7話
{netabare}第7話ではこはねの高所恐怖症の理由が明かされました。流石というべきかこはねちゃんらしい理由だw そしてこてっちゃんの本性が現れてきたというか無邪気な毒舌っぷりが面白くなってきたw しかしチアショップなんていう専門店があるのかあ、架空の話なのか本当に存在するのかちょっと気になったり。ちなみに今回一番笑ったのは、カフェにてひづめちゃんの悩みに対して想像したこはねの「ひづめの悩みかぁ あ、これ美味しい!」w その前の二人との見事な対比オチにツボってしまったw{/netabare}

▼第8話
{netabare}ちょいちょい登場していた牛久さんが参戦。そしてバスケの応援シーンでは、『LOVE2000』に乗せたダンスシーンが観られました。もちろん完全なものではなかったけれど結構ぬるぬる動いており元気ハツラツといったチアの本文でも楽しませてくれました。ちなみに今回はダンスシーンに入る直前カットの作画・こはね&こてっちゃんの呆けたバカズラに爆笑してしまったw{/netabare}

▼第9話
{netabare}いよいよ同好会から部活へと昇格し、犬養先生を顧問に迎え本格始動。5人全員揃ってのダンスは賑やかさが増しやっぱ人数が増えると見応えも変わってきますなあ。BGM『もっと愛しあいましょ』は聴き覚えがあるなあと調べたら、LINDBERGか! 懐かしすぎて涙でてきそうw また2011年の『森田さんは無口』っていうアニメの主題歌としても使われていたようで、この作品にも興味が沸いたのでその内、視聴してみたい。そして、宇希の弟・あかねちゃん、実に思春期真っ只中といった感じの少年でほほえましい。試合後のシーンではベタな展開だけど、ちょこっとうるってきちゃったわ。{/netabare}

▼第10話
{netabare}今回は漫画研究部からの依頼で始まり、この漫画部部長のキャラが濃すぎる素敵キャラだったので、ぜひともレギュラーで出てほしいなんて思ったりw Aパートだけで何度笑ったか分からないほどに笑わせてもらった。回を重ねるごとにこはねのバカヅラがドツボでただ背景にいるだけでも笑ってしまうw 後半となるBパートでは、合宿という水着回。これまで以外とありそうでなかった水着姿にソックスとスニーカーという入れ立ちには一本取られた。そして、ひづめと花和の距離感が一歩近づけたイイ話でもありました。ちなみにバックBGMで『LOVE2000』のインストが流れた演出はGJでした。{/netabare}

▼第11話
{netabare}前回から引き続き、合宿&海からのスタート。合宿所でのシーンからは相変わらず要所要所で、ボケっぷりや愛らしさで和ましてくれるこはねちゃん。そして飛び入りで参加した海イベントでは『CRAZY GONNA CRAZY』をBGMにチアを披露。上半身シャツで下半身水着姿というのは、かなりエロいはずなんだけれど、作画的にエロさがまったく感じられなかったのもこの作品のいいところw 後半ではそれぞれのボケ&ツッコミが冴え渡り幾度も笑わせてくれました。{/netabare}

▼第12話 & 総評
{netabare}ラストは大会出場も、予選敗退w 下手に高成績を残すようなことはせず逆に好印象でした。パフォーマンスよりも、これまで高所恐怖症でしか緊張なんかみせたことのないこはねが、ド緊張。いつも応援する側ばっかりだったものが、逆に応援されることによって緊張から開放される展開は最終回に相応しいものでした。

ひづめも前メンバーとのわだかまりも完全に解け心底、チアを楽しんで演ずることが出来てよかったよかったw 顔こそは映さなかったもののひづめ兄も応援に来ていたことでもほっこりw ちなみに演技後に駆けつけた友達が花和に「側転とかできちゃうんだ~!」は、側転どころか前転バク転宙返りとめっちゃアクロバテックだっただろ! と突っ込んでしまったのは私だけじゃないはずw

▽総評
作品テーマである“チア”のとおり、全体を通して力を分け与えてもらえるような素敵な作品でした。中盤あたりではチアのダンスシーンに期待しているなど綴ってしまったけれど、きらら系だし、作品の本文はあくまで違うところにあったので、そこに期待してしまうのは野暮というものでしたw

オープニング&エンディング曲もお気に入りとなるほどの良曲だったし、作中で挿入される懐メロのセレクションが私としてはすべてが口ずさむことが出来ちゃう名曲だらけでした。 登場したキャラはどの子も笑いと癒しをくれる魅力的な子だらけだったので、彼女たちの今後も気になるところ。チアシーンだけでなく、日常部分がクッソ面白かったので、いつか続編が観られることを期待しています。{/netabare}


▼キャスト
鳩谷こはね:尾崎由香
有馬ひづめ:山田唯菜
猿渡宇希:井澤美香子
舘島虎徹:楠木ともり
牛久花和:白石晴香
バスケ先輩:古川由利奈
犬養先生:松井恵理子

▼制作情報
アニメーション制作:動画工房
原作:卯花つかさ/漫画:既刊3巻
監督:佐藤雅子
シリーズ構成・脚本:志茂文彦
キャラクターデザイン:天﨑まなむ

▼主題歌
オープニングテーマ「ジャンプアップ↑エール!!」歌:神ノ木高校チアリーディング部
エンディングテーマ「One for All」歌:神ノ木高校チアリーディング部

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2019年の皆さんを応援♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
きらら系ということで、もちろん微百合なんですが。競技としてのチアリーディングを題材にしているので、ただの百合日常系とはひと味違います。

とはいえ、スポ根ほどはいかない、ユルいレベル。

百合、スポーツ(チア)、日常、と見処はいくつかあるけれど、一番レベル高かったのは、何気にギャグですかね。なかなか笑いのセンスあると思いました♪

2019元日のレビュー投稿。カウントダウンであげてみた(笑) 皆さんの1年が、良いものとなりますよう、応援しています(チアだけに)♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主役は、コハネでもあり、ヒヅメでもあり。

高所恐怖症、対人恐怖症。そういったトラウマを乗り越えていく過程が、単なる百合日常系にはないドラマ性を生み出していたと思います。

萌えとしては、ヒヅメのネガティブな発想とオロオロ、不器用さ。感心した点としては、チアのダンスシーンに、本物の音楽をつけ、手描きで躍動感を与えていたこと。笑い的には、コテツの自虐や毒舌が良い感じで、ギャグセンスの良さが伺えた。残ったウキとハナワさんは百合要素を担当するなど、バランスのよいアニメでした。

チアの良さや技術的なこともしっかり表現していました。が、如何せん5名ではやれることが限られてくるので、「市で合同チームを作ってイベントに出る」みたいな展開で、大人数のチア(の良さや難しさ)も観てみたかったですね。そこだけちと残念でしたが、まあ、2期への期待ですかね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
チアリーディングか。まあ、普通ないわな。創部系ね。階段落ち、いつも思うが、普通とっさに反転するよな。羽のように軽い×高所恐怖症 が、伏線なわけね。人間関係のトラウマね。ギャグは中の上ってところかな。EDで、5人がネタバレ(汗)

2話目 ☆4
夜の生活を応援(笑) 有馬さんが、何気に寂しがり屋なのが良いね。精神的な話(笑) 3人のキャラクターも生きているし、掛け合いも成立している。今のところ良い感じだね。

3話目 ☆3
そこで、人助けを忘れて闇落ちする流れにしないところが、この作品の作風なわけね。なら、あんまり、百合嫉妬は入れない方が良さそうですけどね。チアで三人なら、どこでもあるだろうに。事故物件w 高1に手を出したら犯罪だけどな。いや、シュチュなんて関係ないけどな。ガチ百合。最近の子は、本当にLGBTには寛容だよね。四人目は大人しい子か。

4話目 ☆3
森の賢人(笑) 女子でワンハンドでスリーポイント?

5話目 ☆3
ムリ(笑) コミュ力モンスターだな。ダメが一人増えたw ちゃんとチア要素を入れてきたな。兄貴(笑)

6話目 ☆4
初スタンツ。こういう、丁寧な競技説明、良いね。剣道でも、つま先と膝の向きを揃えるのは大事。走馬灯ですか(笑) また、ヒズメのネガティブ妄想が(笑) JOY? ホワイトボードの感じは、けいおんオマージュ? てるてる坊主(笑) 体現者(笑) それぞれのスキルの違いを出すために、手描きで表現したダンス、グッドだね♪

7話目 ☆4
豚野郎(笑) 虎徹が可愛いな♪ あっ、これおいしい(笑) 虎徹の言葉の刃(笑) ヒズメの避けられ方(笑) 百合だな~。モブの棒読みが気になる。「呪い」と「祝い」、、、バカって幸せだな(笑)

8話目 ☆3
hitomiさん、懐かしい♪ 振り付け作り。これも良い曲だけど、サムライドライブの方が好きだな♪ 牛久さん、小さいイメージなんだが、色々でかいんだな。

9話目 ☆4
土下座(笑) 何気に虎徹がコハネを一番ディスってる(笑) なに? 兄貴は剣道? って、剣道は応援禁止だが(笑) そのくせ薄着でくる姉(笑)

10話目 ☆3
漫画に引きずられすぎ(笑) これといって特になんともない話だな。

11話目 ☆3
ビキニでチアは、色々とまずそうだけどねw 黄色を選んだのは(笑) 虎徹の太りネタ、安定してるな。心バラバラだけど一致w

12話目 ☆
チアの大会の内情とか、こういうのは良いね。蹄、そんなにレベル高かったのか。猫谷姉妹、良い感じ(笑) 不安、あるのかな?(笑) 100小羽ポイントw 体操部並みだな。手描きのダンスがよいね。とにかく楽しそうw 若人、こわっw
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 29

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

聞こえてほしい、あなたにも、ガンバレ!

いやはや、部活ものがこんなに沁みる日々が来るとはね・・・

Introduction(公式サイトより)

人の力になることが大好きな「鳩谷こはね」は、中学の終わりに出会ったチアに魅了され、高校で経験者の有馬ひづめや幼馴染の猿渡宇希と共に、チア同好会を立ちあげる。
ポジティブで一生懸命な彼女たちのチアは今日も誰かを元気付ける!!


もうね、このイントロどうりなんですよ、私がごちゃごちゃストーリーを考えるまでもない。
彼女達チア同好会がチアにいそしむ姿を見ているだけで元気がもらえます。
それは彼女たちの可愛さももちろんありますし、
こはねの前向きで明るいチアになんとなく力、元気をもらえるし、
私のお気に入り、館島虎徹ちゃんの臆病だけどチア部の子達と一緒に前に進んでいく様子に心が優しくなれます。


応援には、自分ができなかった夢を託したりする人がいて、そんなの自分本位じゃないかという思う人もいる。応援される側は良い迷惑じゃないかと思うかもしれない。
でも、THE BLUE HEARTSや、松岡修三、スポーツの応援団でもいい、だれかを応援する人がいて、その人の言葉に、誰かが勇気付けられる事、そんな応援の力を信じたい。少なくとも私は、応援してくれた人にありがとう!といいたいし、日々いろんな人にガンバレ!といいたい。そう思わせてくれる力が、この作品にはあります。


誰かを応援したいこはね、チアを通して成長していく彼女達の青春が、とても私に元気をくれる、応援です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

63.4 5 爽やかで姉妹なアニメランキング5位
Candy boy キャンディボーイ(OVA)

2008年5月2日
★★★★☆ 3.6 (150)
877人が棚に入れました
とある双子の何気ない日常のお話―― いつになく、そわそわする奏。何かを待っている奏の不自然な行動に気付く雪乃と、その影で咲夜のたくらみが…。
都内某所の高校に通う双子の高校二年生、櫻井姉妹の周りで起きる学園コメディー。
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ず~っとずっといっしょだよ☆  【ねこ's満足度:75pts】

全7話(+EX2話)のOVA。
観てるこっちが恥ずかしくなるくらいのラブラブバカップルが主役の日常系ラブコメです。

ただ、女の子同士なんです。しかも実の双子の姉妹なんです(笑)。
『Candy Boy』なんてタイトルですが、完全にタイトル詐欺です。
男の子は一切出てきません。あしからず。

天然ぶりぶりな甘えん坊の姉・雪乃(ゆきの)。
しっかり者に見えてたま~に変なスイッチが入っちゃう妹・奏(かなで)。
そこらへんの中途半端なカップルよりはるかに恋人らしい恋人です。この二人。
実はもう一人下に妹がいるんですが、この子も二人の関係認めちゃってます。
しかも{netabare}最終回では姉に助言までしちゃってます{/netabare}。ビックリです。
ちなみに妹の奏には百合ストーカーがいます。
二人の後輩の咲夜(さくや)。この子がこの作品のお笑い担当です(笑)

1話10分強という尺の為、そんなに深いストーリーではないです。
それでも、ただ単にイチャイチャしてるだけというわけではありません。
いつまでも今の関係でいられるように、進路のことを真剣に考える二人。
そんな意外とまじめなエピソードもあったりします(でもまぁ姉妹なんですけどねw)。

女の子は可愛いし、作画もとても丁寧に描かれてます。
エロ要素は一切無いので、そのあたりはご安心を。(ご了承を、かな?w)
いわゆる百合アニメですが、その中でもお気に入りな作品のひとつです♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まったり見られる百合アニメ

双子姉妹の百合なお話。
生まれたときからずっと一緒、同じ高校に通い、同じ寮部屋で暮らす双子姉妹の雪乃と奏。
出掛けるときは手を繋ぎ、寝るときは一つのベッドに二人寄り添って寝る。笑顔で見つめあっては頬を赤らめ、好きだという思いははっきり伝えあう。
作中で終始ラブラブしていて、見ているこっちが恥ずかしくなってしまうようなお話です。

ガチな百合作品というと、二人が深い関係を築こうとする禁断の愛、的な展開になり、しかしながら同姓であるがゆえの将来的な悩みや葛藤を抱く…というのがありそうですが、この作品では描かれていません。
そもそもお互いに一線を越えようというところまではなく、あくまで二人は一緒に居られればそれで良しという感じなので、ドロドロした展開にもならず、二人の関係性については安心して見ていられます。
ただそれによって、「仲の良すぎる姉妹」程度にしか見えなくなって、その姉妹設定が百合要素としてはマイナスになっていると感じる人もいるかもしれません。


雪乃と奏のまったり空気にアクセントを加えてくれるのは、彼女らの妹・雫と、後輩の咲夜の存在です。

雫はシリアス要員。
雪乃と奏の上京後、学校も不登校で心を閉ざし気味。仲の良すぎる二人の間に入っていけず、どんどん遠くへ行ってしまうような寂しさを抱えています。彼女のエピソードはこの作品に足りなかった泣き要素たっぷりです。
残念なのはCVの小林ゆうさん。いや声優さん自体は嫌いではない、というかどちらかといえば好きなのですが、妹キャラというのが個人的には合わなすぎでした。

咲(さく)ちゃんはギャグ要員w ある出来事をきっかけに奏に惚れこんでいます(性的に)。
奏に対しての愛が、最初は遠目に見ているだけだったのが徐々にエスカレートしていき、人目もはばからぬ大胆な行動へと変化していく様子が見ていて面白かったですw
彼女の特徴をあげると…
     年上のお姉様好き、お嬢様、ツインテール、かなり積極的、ポジティブ、変態、
     お姉様を盗撮、私物を勝手に入手、困っているときには良き相談相手になる事も。
…うん、これはとあるシリーズの黒子まんまですねw あのキャラほどぶっ飛んではいませんが最終的には出てくるだけで面白いです。
良くいえばどんな場面でも明るく盛り上げてくれ、悪く言えば雰囲気ぶち壊しw 私は好きですけどね、こういうウザかわキャラ。
奏の咲ちゃんに対する対応が割とドライなので、扱いが不憫にも思えてしまいました(後輩としてはとても大切に思っています)。
いっそ美琴が黒子にするように、吹っ飛ばしてしまったほうが当人もスッキリするでしょうにw



全7話+EX2話、しかも1話あたり10~20分という短さながら、笑いあり、涙ありのさまざまなエピソードが詰め込まれており、さくっと観られる割に1クール分くらいの充実感を得られた作品でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

はじめての「ゆりあにめ」

制作はAICのオリジナルアニメです。
ジャンルはGL・日常系ラブコメです。


両想いである双子の櫻井雪乃・奏姉妹の学園生活を描くラブコメ。


たびたび「百合」がどうのこうのとか言っている私なんですけれど「百合(GL)アニメ」と呼ばれる作品群を見たことなかったわけですねw
これではアホみたいなので短い本作(全7話の計2時間ほど)を最初に見てみることにしました。

本作はまあ、たしかにガチ百合な作品ではありますけど、毛嫌いしそうな描写はほとんどなく、「けいおん」「ゆるゆり」「咲」なんかが大丈夫な人は何の問題もなく見れるかと。
キスシーン?はあるけど多分そんなに問題ではない。
でも甘々な描写は非常に多く、「百合スキー」な方はご満足いただけそうです。


登場人物は基本的に四人。
妹で美術部所属、しっかり者の櫻井奏。
姉で水泳部所属、天然な櫻井雪乃。
二人の後輩で水泳部所属、奏が大好きなストーカー?神山咲夜。
二人の妹で不登校気味、お姉ちゃんっ子の櫻井雫。

基本的には姉妹百合を存分に堪能するスタイルです。
そこに咲夜が絡んできて笑いを提供してくれたりします。
雫はちょっとシリアス要員で辛気臭い感じになりますが、これなしでは本作は成り立ちません。


特にストーリー性があるってわけではないのですが、だからと言ってつまらないわけではないです。
「お互いが一緒にいるためにはどうしたらいいか」というGLの作品では鉄板(私が知る限りではこういう系統が非常に多い)な内容を重くなりすぎずに扱っています。
こういうちょっと切ない感じがたまらなく私は好きw(GL漫画は微妙に読むのです)

声優に関して、主人公二人はぴったり。
特に雪乃の声はツボ。
個人的には雫役の小林さんがちょっと合ってなかったかな?


総括して、結構良質な百合アニメでしたね。
「百合風味のアニメ」ではなく「百合アニメ」を見たい方は本作から初めてみてはいかがでしょうか?
初めてみた奴が何言ってんだって話なんですけれどねw
百合好きな方は是非オススメをご教示ください。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

67.7 6 爽やかで姉妹なアニメランキング6位
ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (711)
3242人が棚に入れました
青春にはいつも、解き明かせないたくさんの謎が溢れてる!

「原作シリーズ累計55万部突破」初野晴の大人気・吹奏楽青春ミステリ<ハルチカ>シリーズ、待望のTVアニメ化!
原作はシリーズ累計55万部を突破した大人気・吹奏楽青春ミステリ<ハルチカ>シリーズ。廃部寸前の弱小吹奏楽部で、吹奏楽の甲子園と呼ばれる"普門館"を目指す、幼なじみ同士のチカとハルタ。
部員集めに翻弄する日々と、仲間たちと交わす友情、そして次々に現れる謎(ミステリ)。チカとハルタの奏でる音楽がいま、遠く高らかに鳴り響く!

声優・キャラクター
ブリドカットセーラ恵美、斉藤壮馬、花江夏樹、山下誠一郎、千菅春香、島﨑信長、瀬戸麻沙美、岡本信彦、山田悠希
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スカートの下の白いひらひらって何?知っている人がいたら教えて!

気になって気になってアニメどころではありません。
ってことはないですけど。テヘ!

P.A.さん制作だから、作画がクリアーです。
しかし、瞳の描き方がくどい。
七色の瞳なんてちょっと気持ち悪いですね。

「ハルチカ」って言うくらいだから、ハルタとチカが主人公。
アニメ内容は後述することとして、チカの性格がピカイチ。
一言でいうと、人を惹きつける性格。
初対面でもフレンドリー、情にもろくて一本気。
穢れない心で飛び込んで来るので、あっという間に友達です。
この子の性格、好きだなあ。
是非知り合いになりたいです。

ちなみにハルタは推理探偵ポジションでややBLがかっています。
それも手伝って、男女が絡む学園ものでは珍しく恋愛は皆無です。

作品は、学園推理ものin吹奏楽部の様相。
もしかして、京アニの2作品を混ぜている?
ここは、混ぜるな危険!とだけ言っておきます。

以下は私的なことなので閉じます。

{netabare}舞台は静岡県市清水区。
清水にはあまり思い入れはないけど、静岡文化会館にはドッキリ。
ここで入学式や卒業式があったり、コンサートのバイトをしたり。
あっそうそうロビーこんなんだったっけとか、会館前の雰囲気が懐かしいじゃんとか。
入学式の時、会館3階から眺める桜があでやかなことあでやかなこと。
それもこれも約30年前のお話、青春時代を思い出し嬉しくなりました。
この他、静岡の街は私にとって思い出がいっぱい。
もっと、私の大好きな静岡舞台のアニメが観たいですね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 41

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青春しないことで爽やかさを演出するというバランス感覚。

2016年放送のテレビアニメ 全12話

原作 初野晴 監督 橋本昌和 構成 吉田玲子 キャラデザ 西田亜沙子
制作 P.A.WORKS

舞台は静岡県清水市 清水南高校(実在するが関係は不明)
南高校吹奏楽部の部員たちが日常のミステリーを解決する部活アニメ。

穂村千夏 CVブリドカットセーラ恵美 体力系少女 フルート担当 高校1年生
上条春太 CV斎藤壮馬 頭脳明晰な美形少年 ホルン担当 高校1年生

草壁信二郎 CV花江夏樹 新任音楽教師 吹奏楽部顧問 26歳

設定上は高校生の男女がイケメンの吹奏楽顧問に恋をして(ホモ?)、
三角関係の恋愛だそうですが、
これは、主役二人が恋愛状態に陥らないための苦肉の作かも。
セーラームーンばりのミニスカセーラーの制服ですがエロさはみじんもない。
これはキャラデザが原因でしょうか。チカ以外の女生徒はちょっとエロいかも(笑)

爽やかなOP詐欺(笑)
まあ、クラブ活動はOPで表現して、物語は学内推理物の部分だけなのかもしれません。
1話ごとに軽い事件が起こり、ハルタの推理で解決するというスピーディな展開はとても見やすく、
ポップでライトな部活アニメとしては安心して観れます。
ただ、吹奏楽の部分は削られて、ほとんどSOS団の状態ですね。

原作は<ハルチカ>シリーズ5巻で推理小説として評価されてるようです。

SHIROBAKO、Charlotte、に続く13作目のPA作品として期待されたようですが、
グラスリップ並みの売り上げに終わり、一般的には残念な作品となってるようです。

TARITARIが初監督だった橋本昌和とSHIROBAKOで脚本担当の吉田玲子のコンビですが、
それなりに楽しそうに相談している姿が目に浮かびます。
この作品は非常にバランスの取れたB級アニメとしてPAファンなら楽しめること請け合いです。
爽やかでギャグが効いてとにかく綺麗にまとまっているのです。
まとまり過ぎたTARITARIという感じでインパクトに欠けて、
同時期の響けユーフォニアムと比べられるという不運の作品ですが・・・

推理を楽しむ適当ギャグアニメで、おまけとして吹奏楽のかっこいいシーンもあるよ、
と言う程度に考えたら、気持ちよく観れる作品だと思います。
タイトルの割に青春していないんですが、
鬱さのかけらもないお馬鹿キャラアニメとして楽しんだほうがいいでしょう。
最終回の脚本は吉田玲子さん。岡田摩里さんに挑戦するかのようなエキサイトな瞬間が観れます。

分かる人には楽しめる、マニア向け作品ですが、一陣の風のような爽やかストーリー。
視聴者を「ズコー」っとさせてやろう、なんていう制作者の悪ガキっぷりが、
微笑ましい、憎めない作品でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 30

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バランスのとれた学園青春ものの良作

廃部の危機にある、5人しかいない吹奏楽部の上条春太(ハルタ)と穂村千夏(チカ)が、学校で起こる様々な謎を解き明かしていく学園青春日常ミステリーです。

吹奏楽部のアニメといえば、響け!ユーフォニアムが有名ですし、学園日常ミステリーといえば、氷菓が有名で、この2作品と比べられることも多いかもしれません。

確かにユーフォニアムと比べると吹奏楽パートは少ないですし、氷菓と比べるとミステリー部分が弱く感じられるかもしれませんが、学園青春ものとしてのバランスが良かったですし、主人公のハルタとチカたちの掛け合いも楽しくて、最後まで楽しく見ることができました♪

かわいい感じの中性的な男の子で、数々の謎を解き明かす頭脳明晰なハルタ。
運動神経が良くて元気な女の子で、度胸と行動力でハルタと一緒に謎を解き明かすチカ。

二人は幼馴染で、謎解きなどでよく一緒に行動してるので、ほかの部員からは付き合ってると思われてるところもあるけど、実は二人とも顧問の草壁信二郎(くさかべしんじろう)先生に恋していて、実は恋のライバルだったりするところが面白かったです♡

謎を解いていくたびに吹奏楽部の仲間が増えていって、最初5人だった部員が最後には大勢になっていくところも良かったかな。

吹奏楽部としてのお話も、最後にうまくまとめていたと思いましたが、上手になっていく過程の描写が少ないのは話数的にも仕方がないかな。

学園青春ものとしてバランスのとれた良作だと思います☆

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

73.6 7 爽やかで姉妹なアニメランキング7位
ブルーサーマル(アニメ映画)

2022年3月4日
★★★★☆ 3.9 (47)
169人が棚に入れました
高校時代、バレーボール一筋で頑張ってきた都留たまき。サークル活動や恋愛などで充実した、“普通の大学生活”に憧れ長崎から上京するも、入学早々とある事故でグライダーを傷つけてしまう。その弁償のために“体育会航空部”の雑用係をすることに。思い描いていた大学生活とはかけ離れた環境に不満を抱いていたが…、主将である倉持の操縦するグライダーで初めて《空》へ飛び立った瞬間から、一面に広がるその美しさに魅了されていく。
「もっとたくさん飛びたい!」とだんだん《空》の世界に夢中になっていくたまき。
彼女の天真爛漫な性格は周りを明るく照らし、気づけば、共に練習に励む先輩の空知や同期との間にも固い絆が生まれていくのであった。
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

あまりの面白さに原作読破し聖地巡礼もしました!原作と全然違うので解説します!!

長崎出身の大学1年生女子、都留たまき(通称つるたま)が上京し、青凪大学体育会航空部の面々やグライダーと出会い、仲間やライバル達と共に切磋琢磨しながらグライダーパイロットとして成長していくスポ根青春群像劇
年1でテレビ放送している「鳥人間」の方ではなくウインチや飛行機で牽引して飛ばし、スピードを競うのが「グライダー」です
タイトルの『ブルーサーマル』とは目印になる雲が無い快晴の青空の中で、捕まえる事が非常に困難な上昇気流の事
つるたまはこの『ブルーサーマル』を捕まえるセンスを徐々に開花させていきます


原作は小沢かな先生の漫画で全5巻で完結済み
正確には打ち切りに遭ってます;
アニメ映画公開に合わせて連載された、つるたまを航空部に引き込んだ張本人である倉持先輩の過去を掘り下げたスピンオフ『FIRST FLIGHT』が全1巻で完結済み
つるたまをマンツーマンで指導する空知先輩との日々を題材にした番外編的な読み切りも1本あります


元々東映が2016年頃にテレビシリーズとして企画した作品に脚本の高橋ナツコ経由で『東京マグニチュード8.0』で縁のあった橘正紀監督にオファーが入ったそうな
しかしながら企画は頓挫してしまい数年の空白を経て2020年頃に劇場版として再始動しました
そんな経緯もあって原作5巻分を約100分にまとめるという荒業を成し遂げています
この映画を観た方々からは「内容が駆け足過ぎる」という感想が散見されますが自分はそうは思わず「ただただテンポの良い作品だなー」と感じました
その点を後ほど細かくネタバレ込みで解説します


東映は元々新しい試みをしたいとの思惑から外部プロダクションに制作を依頼するつもりで、『ルパン三世』ばっか作ってるイメージから脱却を図りたい老舗のテレコムがこれに応えた形になった様です
劇中では実に1年の出来事が消化される為、四季折々の風景が特に空模様を中心にして美麗な背景美術で描き出され、それだけでも観応えあります
またグライダーは3DCGで起こしたレイアウトをノリダーこと橋本敬史が中心となって2D作画に描き直すという手の込みよう
ディティールの少ないグライダーは3DCGだと味気なくなりがちなのでそれをカバーするためだそうでメカ作画のなんたるかを考えさせられます
音楽は全編フィルムスコアリングで特に上空のシークエンスでは金管楽器がメインの劇伴が爽やかな"滑空"の様子を彩る
主題歌と挿入歌を手掛けたSHE'Sの爽やかな歌声、ホーンセクションの軽快なメロディライン、縦ノリのリズムもこの劇伴達と調和が取れてる
つるたま役は声優初挑戦の堀田真由が努めるがアフレコ前にわざわざ実写映画の様に読み合わせをしたというだけあってナチュラルな芝居に仕上がっています
その芝居に表情豊かなつるたまのアニメーションが載ると良い意味でギャップがあってより一層つるたまというキャラが魅力的に感じます


ここまででかなり丁寧に作り込まれた作品である事がお判り頂けると思います
自分は爽やかな作品世界に浸れた感動の勢いのまま、主な舞台である埼玉県熊谷市に聖地巡礼に行ったり、原作も全て読破してしまいました
そこで気付いたのですが、この映画はだいぶ原作とは違います
以下からはネタバレ込みでその違いを細かく解説します


{netabare}
まず先述の通り原作は端的に連載打ち切りを喰らっていて、最終第5巻の中盤から散々広げた風呂敷をほぼ畳まず唐突に終わりを迎えます
映画では関東大会が省略され全国大会のみ描写されてますが原作ではこの関東大会の最中、その結果やそれ以降の全国大会は一切描かれずに卒業し社会人となった面々と全国大会の優勝旗だけが最終回で描写されてるんですね
この様に原作が唐突に終わりを迎えている故に、映画を駆け足に感じた方々の違和感の正体とはアニメスタッフがシナリオ制作に苦心した結果なんだと思います


原作5巻分を約100分にまとめるという都合上、カットされたエピソードがあります
コンテ撮の編集で実に50分は削ったと監督は仰ってますが、明白に原作にあって映画に無いエピソードはつるたまの初ソロフライトです
原作では重要なエピソードとして描かれていて、このエピソードのラストでつるたまが事故を起こしかけるという彼女や彼女を取り巻く面々にとって一つの転機となる出来事です
しかし映画では点描、尚且つつるたまは無事に初ソロフライトを成功させてます
このエピソードは当初全カットの予定でしたが原作者小沢かな先生やグライダー監修の丸山毅氏からグライダーパイロットにとっての通過儀礼なので、という希望で点描という形にして残される事になったそうです


その一方で映画で追加された描写もあります
冒頭の長崎を旅立つシークエンスとクライマックスの全国大会以降はほぼ全てがオリジナルなんです
原作でつるたまの複雑な家庭環境は矢野お姉ちゃんを通して徐々に明かされていきますが映画ではつるたまの実の母の人物像はこの冒頭に集約されています


その他にも映画があくまでつるたま目線になる様に朝比奈さんの過去や空知先輩に兄弟がいるという描写はオミットされました
朝比奈さんは天才的な素質を持つ同期を世界大会に送り届ける空港までの道中で交通事故に巻き込まれ死亡させてしまい、自身も足に後遺症を抱えています
そんな悲劇があった故に自分と親友の果たせなかった夢を倉持先輩に背負わせているのです
空知先輩には兄と弟がいて、兄は倉持先輩を体育会航空部に引き込むキッカケとなった人物で『FIRST FLIGHT』に登場します
弟は空知先輩をグライダーの世界から引き離してパイロットになる夢に専念させようと画策するトリックスターで、原作終盤につるたまが2年生に進学すると新入生として登場します


そもそも原作の倉持先輩は青凪の全国大会団体優勝を掲げておきながら個人としての実績しか残さず卒業を迎え、つるたまの2年目が始まる、という矛盾を孕んでいるのですが映画は1年間に物語が集約されているが故に倉持先輩の公約は達成されているという最良の道を辿っています


また、羽鳥の過去も原作では細かく語られてます
映画では霧ヶ峰の青阪戦で阪南館の秘密兵器として羽鳥は顔を見せてますが原作では唐突に新人戦で初登場し、散々強キャラ感を出した割につるたまの才能に打ち負かされてしまうという咬ませ犬っぷりですw
実は羽鳥は中学からグライダーを経験しているエリートで、逆に言うとグライダー以外の取り柄が無く、あんな性格なので友達もいないという寂しい人であることが明かされます
だからグライダーでつるたまに負けたことがショックでデイリーの表彰をボイコットしてしまったんですね


これら周辺人物の掘り下げを映画に盛り込んでしまうと観客の没入感やつるたまへの感情移入が他の人物に目移りしてしまうので削って大正解でしたでしょう
そもそも原作は群像劇として広げるつもりだったのか細かい設定が大量にあり、それらが連載打ち切りによりほぼ手付かずのまま投げ出されてしまっています
それらを取捨選択して約100分にまとめたんですからこの映画の脚本は凄く良く出来てるんですよ


一番大きな変更点はなんといってもドイツで墜落した倉持先輩が原作ではそのまま死去したとされてる所を映画では生還しており失踪しただけだった事に改変したところですね
これについては小沢かな先生自身もご納得の上で改変した様です
ラストのつるたまと倉持先輩の無線でのプロポーズの様なやり取りは原作ではドイツに旅立つ前にされる、二人にとってほぼ最後の会話だったのですが、映画は生還していた倉持先輩との会話にする事でハッピーエンドのサゲとしてるわけです
確かにグライダーは危険なスポーツですがグライダーの楽しさを伝えるはずの作品で若者が命を落とす、というのは頂けないですよね
原作では倉持先輩、朝日奈の同期、空知先輩の高校時代の友人と3人もの若者がグライダー事故で死んでます・・・いくらなんでも人殺し過ぎ・・・
そうでなくても倉持母は病死しますからね
ちなみに原作第1話の1ページ目でドイツの空の青さに涙するつるたまが描かれているので打ち切りでもそうでなくても倉持先輩が死去する事は予定調和だったという事と思われます
かなり前向きな捉え方をしても原作はハッピーエンドとは考え難いですね


原作はグライダーの魅力よりもつるたまを中心とした恋模様に漫画としての面白さを注いでいる事が見受けられるのですが、映画のつるたまは倉持先輩でも空知先輩でもなく「空に恋してる」様に描かれています
そんなつるたまのひたむきさに本人が意図せずとも倉持先輩も空知先輩も、羽鳥ですらも惹かれていく・・・というのが映画の狙いになってます
原作は恋愛像が古典的というか、刺さる人には刺さるんでしょうけど観ていてより気持ちが良いのは映画の方ではないかと思います
原作はつるたま以外にも室井さんと成原くん、矢野お姉ちゃんと倉持先輩といった具合に男女の恋愛関係を描写することに注力しています
これは『FIRST FLIGHT』にも引き継がれているので小沢先生が本当に描きたいのは実のところ恋愛ってことなんじゃないでしょうか?


また、映画の方が登場人物が総じて清々しくなっています
これに関しては原作の前半がかなり迷走してて、中盤ぐらいでキャラが固まってくるのでその中盤以降を基準にしたと思われます
序盤の部活勧誘の時にディスカスの翼を破損させてしまったつるたまに対し原作の空知先輩は胸ぐらを掴んで迫ってくるんです
いくら高価なディスカスを壊されたとはいえ自分のミスを棚に上げて新入生女子の胸ぐらを掴む空知先輩はいくらなんでもガラ悪すぎですw


また、つるたまがディス工のドライバーを紛失するシークエンスですが映画ではツナギのポケットに穴が空いて不可抗力的に失くしてますが、原作ではそのまんま失くしたとされています
この件に機体班の班長、相原先輩は映画では丁寧に事の重大さを説明し、全員でドライバーの捜索をします
しかし原作では「グライダーなめんな」と言ってキレ散らかし、つるたま1人にドライバーを探させます
それだけ相原先輩が真剣という事なんですがついこの間はいったばかりの新入生にそこまでの責任を追わせるのはちょっと理不尽ですよね
映画と原作では体育会航空部がホワイト企業とブラック企業ぐらい対応が違うと思いますw
これも観ていて気持ちが良いのは映画版でしょう


また、つるたまがヒロインとしてより魅力的に思えるようになる工夫もあって、つるたまが興奮するとすぐ方言が出てくる方言女子要素は映画の方が強調されてます
原作だとこの方言要素はあまり安定してないです
キャラとして魅力的なのは映画の方でしょう


ちなみに原作でもあまり掘り下げられず放置されてしまった要素として、一見すると体育会系じゃない倉持先輩や室井さんが体育会航空部でやっていけてるのは実は倉持先輩は剣道道場の孫、室井さんは空手部の出身という意外な一面があったからという事になってます
これだけはオミットされてしまったのが実に惜しい要素でしたねw
また「鳥人間」こと航空研究会と体育会航空部との因縁も原作ではチラっと垣間見ることが出来ます


余談ですが原作最終回では社会人になった主要人物が倉持先輩を慈しみながら登場します
空知先輩はジェット旅客機の副パイロットデビュー、成原くんはプロカメラマン、室井さんは空港のグランドスタッフ、矢野お姉ちゃんはブルーインパルス入りが噂される自衛隊の戦闘機パイロット、そしてつるたまは朝比奈さんとドイツへ・・・
そんな中で羽鳥はエアレースパイロットになってますw
原作の完結は2018年ですからその頃はまだエアレースが盛んでしたね
今は大きな大会が無くなってしまいました・・・


ぶっちゃけ原作は多方向に手を広げている割に打ち切りのせいもあって中途半端な作品である一方、約100分の単発映画として、しかも丁寧に完成させたアニメスタッフは正しく評価されるべきだと自分は思います
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

緻密に構築された空間で満喫する上々のフライト体験

グライダーにかける青春模様を描いた漫画『ブルーサーマル―青凪大学体育会航空部―』(未読)を原作にした劇場アニメ作品。

【物語 4.0点】
飛ばし気味だが、何で魅せたいか整理はできており、後味は爽やか。

原作コミック5巻分を1本にまとめたとのことで、
例えば{netabare}倉持と朝比奈の過去{/netabare}など説明不足も感じる。
が、”ブルーサーマル”を本当の意味でタイトル回収して締めくくるまで駆け抜けたいなどの熱意は伝わって来る。

感覚的な部分も多いグライダー競技の解説も、要点は押さえたので、
後は実際に映画館で飛んで、考えるより感じろというスパルタぶりw
ですが、プロット自体は明快なスポ根で、
鑑賞者を誘導する構成は考え抜かれている。
身を委ねて、風を捉えれば、感動、感涙まで突き抜けることも可能。
私も青空が涙で滲むまでは行きました。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・TELECOM

緻密。

エンジンもプロペラもないグライダーの飛行体験を鑑賞者とどう共有するのか?
本作は流線背景などの漫画的な嘘は付かず、
徹底的にリアリティを突き詰めることで心躍るフライト映像を実現。

背景美術も、3Dモデルを組み、
飛行シーンでは衛星データ等で高度、方向を算出した上で、
コックピットから見える風景を正確に再現したとのこと。

この計算し尽くされた空間を手描きで構築された白いグライダーが舞う。
臨場感溢れる飛行体験でもあり、上質なアート体験でもある。

私のお気に入りは、霧ヶ峰の山岳滑翔にて、グライダーの動きに合わせて、
背景の山岳風景が遠近3段階それぞれのスピードで回転スクロールするカット。


圧巻の飛行映像を土台に、専門用語等を押さえた競技展開、青春ドラマがスパイスされることで、
目には見えない上昇気流が確かに掴めるのは驚異的。


それでいて主人公・つるたまの多彩な顔芸など遊ぶ所はしっかり遊んでいる。
(学食のうどんをすする、つるたま。美味しそうでしたw)


【キャラ 4.0点】
明るく前向きで元気だけが取り柄と思われた主人公ヒロインが、
優れた感覚を持つ、凄い初心者だった。
そんな主人公など認められない系のサークルの先輩男子とか、
マウント取ってくる他学のライバル男子とか、
まぁ、どうせ、良き強敵(とも)になっていくんだろうけど。
エースはあからさまに秘密を抱え、どうせ、終盤、波乱要素になるんだろうけど。

などなどスポ根王道セットが一式揃っていますので、
スポーツ物視聴経験があれば、馴染みの薄い競技でも視界は良好です。


主人公・つるたま、こと、都留 たまき。
過去や{netabare}姉との確執{/netabare}といった暗部も設定されるが、
それでも前向きで、自然に利他に走る、
{netabare}姉{/netabare}が嫉妬するくらい眩しい主人公の陽性を際立たせるのに使われる。

つるたまは、風をつかむのも、他人の心をつかむのも、幸せをつかむのも上手い。
ハイペースなシナリオを駆け抜ける主人公キャラは原動力でした。


【声優 4.0点】
主人公つるたま役には女優・堀田 真由さんをオーディションで選出。
意中のナチュラルボイスを活かそうとスタッフも本人も奮闘。
声優初挑戦かつ、関西人に長崎弁のコミカルを表現させる無茶振りも、
つるたまの母役で、長崎県人の津田 匠子さんのサポート等で乗り切ったとのこと。

結果、私も終始、明るく楽しく、青春ドラマを完走できました。
タレント俳優を広告塔だけのお客さん扱いせず、熱意を持って起用、ディレクションすること。
周囲の声優さんとのコミュニケーション&フォローもあること。
”ちゃんとした声優”じゃなくてもOKな諸条件だと、つくづく感じます。


主役とトライアングルの様相を呈するエース・倉持役に島﨑 信長さん。
ツンデレな先輩男子・空知役に榎木 淳弥さん。
など脇は声優陣が固め、傷口を晒す演技も含め盤石。
ノッブか?えのじゅんか?どちらのイケボが良いか?
うどんをもう一杯すすりながら徹底審議すべき問題ですw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は海田 庄吾氏。
雄大なトランペットのアレンジが、滑翔の高揚感をアシスト♪

ED主題歌はSHE'S「Blue Thermal」
フルート等の生楽器が踊るにぎやかなアレンジが大空のスケール感を想起させる上向きソング♪
他に挿入歌バラードもあり。


【感想】
体育会系に少なからずアレルギー反応がある私。
本作も、やれ規律だ、掛け声だと暑苦しいですw
が、グライダーの場合、事故は命に関わるため、
体育会系要素も根性論ではなく安全の必要性からと納得したので、
私も無事に滑り出すことができました。

ま、最後は結局、気合とパッションなんですけどねw


とにかく飛行シーンは素晴らしいので、是非とも劇場で体感して欲しいところですが、
上映館が余りにも少なすぎるよー(泣)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

心を軽くして風に乗り群青の世界へ

この映画は私が今年見た映画の中でNo.1です。
2時間という限られた時間の中で、笑いや感動、そして大空の魅力を目いっぱいに感じることができます。
絶対にお勧めするアニメです。


『ブルーサーマル』とは、青空の下で発生する上昇気流のこと。
この気流にうまく乗ることができれば、グライダーは遥かに高い空を飛ぶことができます。
グライダーの操縦者にとっては、まさに「つかまえたら幸せになれる風」です。

この物語は、大学一年生の都留たまき(つるたま)がひょんなことから航空部に入部し、グライダーの操縦をとおして成長してゆく物語です。
しかし、成長してゆくのは、つるたまだけではありません。つるたまに関わった人たちは、何かしらつるたまの影響を受けて成長を遂げます。
見ていて気持ちが良くなるアニメでした。


つるたまは長崎県出身。方言丸出しで東京の大学生活を送っていますが、彼女の大学生活の目標は、恋をすること。
しかし、つるたまの行動がきっかけで航空部のグライダーが壊れてしまいます。
修理には数百万円かかります。とても学生が払いきれる額ではありません。
だからつるたまは航空部の雑用係をすることになります。
でも、倉持主将の操縦するグライダーに乗せてもらったことから、彼女は大空の魅力に取りつかれてしまいます。
そして…


ところで、つるたまはチビで丸っこい顔をしています。美人ではありません。
そして意見が合わない人とは、徹底的に口喧嘩します。
でも、いつの間にか口喧嘩した人とも親しくなります。
彼女には不思議な魅力があるのです。いつの間にか、彼女のもとには多くの人が集まるのです。
そして彼女のグライダーの操縦能力は…{netabare} まるでナウシカのように凄い!
彼女には風をよむ力があります。それは技術でも学問でもなく、持って生まれた勘です。{/netabare}


大空を飛行するときのBGMが最高に迫力ありました。
そして、SHE’S​ が歌う主題歌の「Blue Thermal」これも迫力があります。
作詞作曲を担当されたSHE’S​の井上竜馬さんは、つるたまが一瞬で心を奪われた空の景色を想像できるような軽やかで美しい世界をイメージされたそうです。


私は長崎県出身ですので、つるたまの方言丸出しの話し方が、とても親しみを感じました。方言を聞くと懐かしさを感じます。

このアニメは1クールにも編集可能ですので、ぜひともテレビでやってほしいですね。
そうすればもっともっと感動するでしょう。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20
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